July 9, 2013

ジュエリーの道


わたしはジュエリーを自分で作るようになってもうかなり月日が経ちます。

高校生の頃には知人のジュエリー作家の方の彫金教室に通って、ヤスリもバーナーも実家にそろえ、日々ジュエリー制作を楽しんでいました。

その後大学生になり、海外留学をしたり、バイトに励んだり、とジュエリーが人生の中心ではなくなっていた時期も長いのですが、作品制作は常に自宅で続けていました。

ロウ型を彫ってキャスト業者に出し、銀に流してもらってジュエリーを作った経験もたくさんあります。
Michel Zimmermann氏に出会って、完璧なジュエリーとは何かということを学ぶまでは、 キャスト一切無しでジュエリーを作ることは不可能だと思っていました。

今はMichelの元で学ぶにつれて、完璧をめざす、最高のクオリティーを目指す、というスタンスにどんどん夢中になっています。
モノ作りにおいて、これほどはっきり明瞭なゴールがあるでしょうか。
目の前の雲がいっきに晴れて自分の進むべきみちがスカッと開けたような感覚でジュエリー制作に向き合うことができるようになりました。
1つ1つのジュエリーを、地金から作って、私の手の中で、金属の塊がみるみる美しいジュエリーに生まれ変わるんです。
そして全身全霊でその変化に自分の意識を集中している間は、
「自分」というものが消えてなくなり、世界もなにもかもが消えてなくなり、
私の「すべて」が目の前のジュエリーになるのです。
 なんだか抽象的で大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、本当にそういう感覚で作っています。
ごくシンプルなリングであっても、石がたくさん留まった複雑なジュエリーであっても同じです。

通常は、ジュエリーのクオリティーと言われても正直ピンとこないものだと思います。
ジュエリーにクオリティーは求めてない、という立場も理解できます。
ただ、こういうスタンスで作っている私のジュエリーに共鳴して頂けたら本当に本当に幸せです。
そしてこれからも世代を超えて愛されるようなものを1つ1つ作っていきたいです。

クオリティーを目指すようになるずっとずっと前から私のジュエリー制作を見守り支えてくださっている皆様にもいつも心から感謝しています。テクニックを磨きながら、クオリティーを目指しつつ、私らしい作品が作れるように頑張っていこうと思っています。













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