January 30, 2012

作品展展示内容②:「オーバルカボッションの覆輪留め」

真ん丸のカボッションカット(半球ドーム状)の石を留める時は、溶接(ロウ付け)のない輪を作って内側を削り、石留めをするのですが、石がオーバル(楕円)などの特殊な形の場合は、銀板に直接石の形に段差をくり抜いていきます。
こうすることで溶接(ロウ付け)個所を最小限にとどめ、より丈夫で完成度の高いジュエリーができあがります。

みつロウを溶かして、石を直接銀板に貼付けます

石の型をとり(写真に引いた線が見えます)、その線から均等な距離をコンパスでしるしてからフリーハンドで線を描き、その内側の線に沿って切りとります。

今度は外側の線をガイドにして石がぴったりはまる段を削ります。段がきっちりできたらコンパスでさらに2mm程度の幅の線を外側に引きます。

外側に引いた線をガイドにさらに切りとります。

石を留める際に倒す部分をヤスリで薄くし、輪を溶接。さらにバチカン(チェーンを通す部分)を溶接。

石を留めていきます。


完成!


5 comments:

  1. フクリンを削り出すなんて、すごい技ですね。
    ヤスリで削るのでしょうか?

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  2. ロータリーバー(マイクローモーターにつける先端工具)を使って削っています。結構難しいので最初は時間がかかりますが、数をこなすと割りとスピーディーにできるようになります。

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  3. どんな形のマイクロバーか解りませんが、それにしても手仕事で綺麗に削っているのには驚きです。

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  4. バーの形まで、ありがとうございます。
    確かにそう言われて写真を見ると円形のスジが見えるような気がします。

    でも、手仕事であそこまで綺麗な面に削るのは、やっぱりすごいです。

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