October 28, 2010

アズキチェーンブレスレット (商品番号:BRA100)




各輪っかの銀線の太さ: 1,3mm
各輪っかの内側の幅(平行になっている部分): 1,6mm


この商品は、材料となる銀線作りから始めてチェーンの目を1つ1つ作りつないでいます。
チェーンを作る際、何よりも大切なのは均等さ。これがチェーンを美しく仕上げる決め手です。

制作過程は以下の通りです。


まず、チェーンの輪っかを作ります。
鉄の釘をローラーで引き伸ばしたものを用意します。(このサイズは自分の好みで選んでください)
この釘を巻き軸として、ナマした銀線を巻きつけていきます。
銀線を巻きつける前に巻きタバコ用の紙(端にのりがついていて便利)を3枚ひっつけて巻き軸に
万力に銀線の一端を挟み、もう一端はバイスグリップ(大好きな道具のひとつ)で伸ばした釘と一緒に挟んで、自分の方に強く引っ張りながら巻いていきます。






 ← 巻き軸+巻きタバコの紙














←銀線の一端をバイスグリップで挟む












← 銀線のもう一端はヤットコに挟み、写真の様にくるくる自分の方に強くひっぱりながら手前に巻いていきます。
常に均等の力をかけて巻きつけていくのがポイント。
これで力のかけ方にムラがあると、同じサイズの輪っかができません。













→巻き軸ごと火をかけて銀をナマします。
このとき巻きタバコの紙が燃えて、巻き軸と銀線との間に小さな隙間ができ、銀線をはずせるようになります。







↑ できたコイルを糸ノコで切って、輪っかを作ります。


↑ 上の図の要領で、まず最初にロウ付けした5つの輪っかをベースにして、5つのグループを作ってロウ付けします。(図b) ※水いろの線がロウ付け箇所。
その次はさらに2つずつの輪っかを足した5つの輪っかのグループを3つと、1つの輪っかを間に足した7つの輪っかのグループを1つ(図c)
そして今度は11個の輪っかのグループ、13個の輪っかのグループを作ります。(図d)
この2つのグループを1つの輪っかをロウ付けして合体。

ややこしそうに見えますが、なるべくグループ化してロウ付けすることで作業がかなり早く進みます。
 この時のグループ分けの方法は、輪っかの総数によって変わるので注意。

つなぎ目はしっかり線の切り目が向き合うように調整して叩きつぶした銀ロウを間に挟んでロウ付けします。

 





 ↑望む大きさにローラーで伸ばしたまた別の鉄釘を使って、それぞれの輪っかの側面が平行になるように平行ペンチで調整します。
あまり強く挟むと輪っかの内側がキズになってしまうので注意。
両手が自由になるように釘を上手く固定すると作業しやすいです。
最後に、ゆがみがないかをチェックしましょう。

チェーンの部分ができてきたら、かなりテンションもアップ。次は留め具部分。
クラスプ(留め具のこと)を迎える側のパーツを作ります。 

 ↑チェーンの各輪っかの幅より気持ち小さめの幅の銀板を用意して刻印を打ち、丸ペンチで曲げ、先は平らにヤスリをかけます(上図の左下)。下図の右の絵のように角を軽くとります。
上で用意したパーツでチェーンの先を挟み、ロウ付けします。
 ロウ付けが終わったら酸洗いをして、クラスプがちゃんと入るようにヤスリで調整・成型します。


チェーンのもう一方にはクラスプを丸い輪っかをロウ付けしてつけます。この際、絶対にクラスプ自体を熱してはいけません!(バネが効かなくなります)
クラスプが黒くなってしまうと、もう中のバネが駄目になっている可能性が高いです。
すばやく、的確な温度の火で輪っかのみを上手にロウ付けしましょう。

酸洗いをして、(クラスプはほんの数秒だけ酸につけるだけ。長く浸すとバネが酸にやられて効きにくくなります) ロウ付けが目立つ部分にはヤスリをかけ、磨きあげます。
チェーンの内側はコットンのリボンと磨き粉で磨きます。



チェーン作りは個人的に大好きです。少しずつできあがっていく感じがたまりません。
こうして丁寧に作られた結果、市販のチェーンではなかなか得られない存在感あるブレスレットの完成です。





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