October 7, 2017

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パラジウム&ブラックダイヤモンド


さてさて、ケベックもそろそろ気温が下がってきて、
長袖&ニットに上着を羽織ってで外出する日が増えてきました。

久しぶりにパラジウムでジュエリーを作ったのでレポート。
やっぱり不思議なこと金属。

地金を作るのは師匠も悩ませてしまうほどの難しさ。
切ったり削ったりする時はガリガリ、ゴリゴリ、と金や銀とは比べものにならないほど手強く、
板状の輪を変形する際は比較的スムーズ、
ヤスリがけは金属自体の削りカスが表面に傷をつけてしまいとても難しい。

ですが仕上がりの表面の美しさや暗いグレーのコントラストが本当に素敵。

今回は幅4mmのリング本体に0,02ct未満の極小のブラックダイヤを埋め込み留めにしています。





製作過程も一部紹介。
もちろん溶接箇所は一切なしで作っています。
切り抜いた輪

サイコロダイスと矢坊主、重めのハンマーでせり出す

穴が陥没してこうなります。(側面)

リングサイザーで内側から広げた状態。

作りたいモデルにヤスリで整形していきます。



August 30, 2017

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2018年作品展開催決定!

ご無沙汰しております。

ケベックの短い夏は本当にあっっっという間に過ぎ去っていき、
そろそろ朝晩肌寒い頃となってきてしまいました。

さてさて、恒例のオクスタット期間限定ジュエリーショップ(作品展)の京都開催が確定しました。
2018年の2月16日(金)、17日(土)、18日(日)の3日間。
場所は京都で毎回お世話になっているギャラリーTake Two

開催時間は11時から19時まで、最終日のみ17時まで、となっております。




ホームページやソーシャルメディアでももちろんフライヤーを公開しておりますが、郵便でも個別に発送する予定をしております。
郵便物はいらないという方、ご住所に変更がある方、是非欲しい!という方、ご遠慮なくプライベイトメッセージでおしらせくださいませ。

July 8, 2017

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HM シルバーリング、ダイア

こんにちは!

毎年恒例のケベックミュージックフェスも始まり、ようやく夏らしい雰囲気になってきたものの、ほぼ毎日雨!
ケベック人は「今年は雨ばっかり!」とぼやいておりますが、ケベックの初夏はいつも雨が多いというのが私の印象。

さてさて、定番モデルHM(アッシェム、某有名服飾メーカーとは全く関係ございません)を小さなダイアで作ってみました。師匠のお店ではよく売れるモデルです。

HMというこのモデルの名前の由来は、初めて師匠がオーダーを受けた時の依頼主の名前のイニシャル。
とっても単純ですが、このモデルを作る度にやっぱりHMさんのことを薄っすらと考えてしまいますね。

今回は0,03ct のブルーダイアと、0,05ctのホワイトと、2点作りました。
0,03 ct のブルーダイアで。

ブルーダイア。

F, VVS1, Ideal Cut, 0,05 ct。




June 3, 2017

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楽しい色合いのペンダント

ご無沙汰しております!

ロンドンとスコットランドに旅行に行っていたりでバタバタしており、さっぱり更新できていませんでしたがようやくいつも通りのペースが戻ってまいりました。

さてさて、特別なご注文で楽しい石の色合わせでペンダントを作りました。
なかなか自分では思いつかない色合わせで面白い。
石はルビー、ターコイズ、ホワイトアゲート。
ルビーの美しい色が私の腕では写真で出せなくって残念。実際はルビーの深いピンクがもうちょっと華やかなんです。



製作過程はこちら↓
中心軸を確実にキープするのが仕上がりの美しさの鍵。というわけで1枚板で削り出していくことに。

事前に石と石の間の間隔を計算するのが少し難しいです。


本当はバチカンを通す輪も削り出したかったのですが、できてみたら大きさが気に入らず、それだけ溶接することに。
また旅行の写真も少しアップできたらな、と思っています。

March 28, 2017

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プラチナと金のリング

ご無沙汰しております!

ケベックは夏時間に変わり、少しずつですが確実に春に向かっています。
といってもまだ日中で0度前後、本日も大きなボタン雪がボソリボソリと降っていますが。

さて、土台となる金のリングにプラチナのリングを埋め込んでいく製法に初めてチャレンジしました。
例外なく高レベルの正確さを要求される難易度の高いテクニックでしたが、色々と勉強になる熱い課題でした。

ペアのご注文
制作過程は以下の通りです⬇︎
18Kの地金を輪に切ります

ダイスに上で切った輪をはめ矢坊主とハンマーで叩いて立体にしていきます 

こうなる

プラチナも輪に切って金と同様に立体にしていきます

パーツが揃いました

これぐらいはまるように金のリングを圧縮して小さくします

ディジエム(10分の1)コンパス登場!40年間使い込まれた師匠の大切な道具を借りました。

金が輪をプラチナがはまるようにヤスリで丁寧に削って写真のように溝を作っていきます

プラチナの輪がピタッとはまります

ディジエムコンパスで厚みが均等になるよう地道かつ厳格に仕上げていきます

ペアで2点あるので全ての作業は2回あるというわけです。かなり練習になります!

準備オッケぃ

リングサイズ棒(円錐形の棒)とハンマーで内側から金のリングを押し広げていきます。
土台が金もプラチナも溶接なしのリングなので、かなりグィッと押し広げても大丈夫なのです。溶接なしで作るメリットですね。

このように合体します。

ヤスリで最終的なシェイプを整えていきます。
今回のご注文は、どうしても金とプラチナの境目が見えないようにして欲しい、ということでしたので、金ロウで境目を溶接しています。
溶接の際に熱をかけていくと、金とプラチナの膨張/収縮の仕方がかなり異なるために内側の金及び溶接の金ロウがかなりのストレスを受けます。
したがってあまりモタモタしつこく溶接作業を続けると金がぱっくり割れてしまいます。
これまでのジュエリー制作の経験上最も難易度の高い溶接でした。


ちなみに溶接なしに仕上げると以下のようになります。
金とプラチナをかなりタイトに合わせてあるので(我ながらかなり自慢の正確さ!)、溶接一切なしで仕上げることも可能。

溶接なしの状態で削っていく模様。見事にドッキングしてくれていて大満足。
職人として自信がつく機会ともなり、今回のご注文は一生忘れることのない貴重な経験となりました。
本当にありがとうございました!!!

苦戦奮闘する私を支えてくださった師匠、ピエール、友人や家族の皆様にも大感謝。